コロナ禍、一時帰国体験談 2021年12月 政府指定ホテル編(日本入国後1日目~4日目)

会社員お役立ち

皆さんこんにちは。ヨーロッパ赴任中のロイネです。
今回クリスマスと年末の休みを利用して日本に一時帰国しました。
このコロナ禍ですのでいつもと違った帰国となったわけですが、体験談としての情報がそこまで多くないように感じました。
そこで、今回はコロナ禍における一時帰国体験談について書きたいと思います。

国によって違いますが、私の赴任先から入国した場合、入国後の流れは以下のようになります(2021年12月初旬、オミクロン株が発見され始めたころ)。

・入国後3日間は政府指定の待機場所にて待機
・その後入国後14日*経過するまでは自分で用意した待機場所にて自主隔離
(*日本到着日は0日目として数える)

体験談全体として長くなってしまうので、何記事かに分けて書いてきたいとおもいます。

本記事は政府指定ホテルでの生活の体験談について書いていきます。
いろいろ変更があって本体験談と異なる事例も今後出てくるかと思いますが、少しでも誰かにお役に立てればと思います。

私の体験とその感想等を書いていきます。
いくつかのチャプターに分けて書いているので気になるところだけでも見ていただければ幸いです!

関連記事は以下です。
・帰国準備編:https://kaishainroine.com/?p=388
・日本入国(成田空港から政府指定ホテル入所まで):https://kaishainroine.com/?p=393
・政府指定ホテル編:https://kaishainroine.com/?p=404(本記事)
・自主隔離ホテル編 :https://kaishainroine.com/?p=427

それでは行きましょう!

プロフィール

すでに知っている方、興味のない方はすっ飛ばしてください。

  • 現在ヨーロッパ赴任4年目の30代会社員
  • 英語は昔から苦手。。。
  • 家族は妻と娘
  • 会社員でいるだけよりももっと可能性を広げたいと思いブログとTwitterを2021年8月に開始
  • 会社員、30代男性に関係する内容のブログを執筆中(更新は不定期)
  • 趣味はバスケットボール観戦、筋トレ、アメリカドラマ
  • Twitterのアカウントはこちら(https://twitter.com/golgolroynet)。フォローよろしくです。

滞在した政府指定待機場所(ホテル)と感想

入国編でも書いたように私は成田空港着で待機場所は空港近くのホテルでした。
バスで15分程度だったと思います。
Google mapを見るとマロウドインターナショナルホテル成田というホテルであることがわかりました。

マロウドインターナショナル成田HP:https://www.marroad.jp/narita/

ホームページからもわかるように結構良さげなホテルです。
外見もなかなか良いのですが、下の画像のように部屋も1人で生活するにはかなり広い部屋でした。

デスクが狭いことと、デスクチェアの質が仕事をするにはあまりよくないという点は気になりまりましたが、どこに連れていかれるのかが不安であった私としては第一印象はよかったです。
ニュースによると名古屋や仙台に飛行機で連れていかれることもあるみたいです。

よくあるビジネスホテルよりはかなり広い。デスクとデスクチェアが仕事用としては少し微妙と思った。
デスクの上にあるのはお弁当だが、それをスケールとするとデスクが広くないことがわかっていただけると思う。
身バレ防止のため私物は隠している。

ネット情報では成田空港周辺では東横INN成田空港本館も政府指定ホテルのようです。
東横INN成田空港本館HP:https://www.toyoko-inn.com/index.php/search/detail/00037.html

ちなみにですが、羽田空港周辺ではアパホテル&リゾート横浜ベイタワーが政府指定ホテルらしく、羽田空港着で日本に一時帰国した私の友人はみんなここに入所しました。
アパホテル&リゾート横浜ベイタワー:https://www.apahotel.com/resort/yokohama/index.html

少し脱線しました。
話を戻しますと、私が宿泊したホテルはあくまで第一印象はよかったですが、Wi-Fi環境が信じられないくらい悪かったです。

私は平日はリモートで仕事をする予定で一時帰国してきたので、到着翌日の日曜日にWi-Fi環境のテストを行いましたが、会社のネットワークに入るためのVPNにほとんどつながりませんでした。
たまに繋がってもすぐに落ちる始末。。。

係員に問い合わせたところ、現在入所者が多くなっていて、Wi-Fiが追いついていないとのことでした。
今後の見通しを聞くと、すぐに改善される見通しはないとのことでした。

なぜそんなところを待機場所として使用したのか、一時帰国者がWi-Fiを使用することぐらい簡単に予想できたはずなのに。。。
Wi-Fi使えなかったらインストールさせたアプリ使えないのに。。。
Wi-Fi使えなかったら仕事も娯楽も何もできないってわかるはずなのに。。。

等々色々なことが込み上がってきましたが、文句を言っても何も解決しないので、遅いWi-Fiを我慢強く使用してポケットWi-Fiを発注しました。
これをホテルに届けてもらうことでどうにか難を逃れました (次のチャプターに書くように配達物の受け取りは可能です)。

これはホテルによって異なると思いますが、どのホテルに入るかは当日までわからないのでポケットWi-Fiを予め借りておくか着いたらすぐにホテルに届けてもらうように発注することをオススメします。

政府指定待機場所でのルールと1日の流れ

さて、おそらく政府指定待機場所で概ね共通しているであろうルールと1日の流れについて書いていきます。
私のコメントも赤字で書いておきますので参考にしてくれればと思います。

  • 生活について
    • 何かあった場合は事務局に電話で連絡(8時-20時)。20時以降入所や体調不良等の緊急時はいつでも連絡可(私は利用していないが、お菓子等の買い出しもお金を渡して頼めるらしい。部屋の電話は外線にはつなげないようになっている)
    • 部屋からの外出不可(以下の写真のように部屋のドアに外出禁止が強く示されている
    • 食事(弁当)は朝食8:30、昼食12:00、夕食18:00を目安に部屋の外に置かれる。配食完了のアナウンス後、各自回収(入所者が多いためか、配布完了が30分~1時間遅れることは普通。弁当は下の写真が示す通りボリューミーで、少なくとも足りないことはありません)
    • ゴミは廊下に置いておけばスタッフが回収。
    • リネン類の交換、飲料水の追加は事務局に電話すれば係員が部屋の前まで配達(水の注文の制限はないので、たくさん水を飲む私としては助かった)
    • 使用済みリネン類は交換リネン類と共に渡される袋に入れて廊下に出しておけば係員が回収。
    • 健康状態の正確な把握のために滞在中は飲酒禁止(持ち込んだアルコール類は入所時に回収され、退所時に返される)
    • Wi-Fiは無料で利用可能(上に書いたようにホテルによっては弱い可能性がある)
    • 館内のコンビニ・売店は使用不可。
    • 荷物の発送は退所後ホテルから可能だが、ホテル側とヤマト運輸の取り決めにより荷物預かりから4日後に発送手続きとなる。
    • 入所者への家族から差し入れや注文した配送物は職員立会いの中身確認がある。
    • 電化製品・調理器具等の受け取りは火災や切電に繋がるため不可。
    • 配送物の発注後は部屋番号、名前、配送物個数と内容物、到着予定日時を事務局に連絡する。
    • 弁当回収等で部屋ドアを開ける際はマスクを着用。
ホテルの部屋のドアに貼られた外出禁止の張り紙
左上:朝食、右上:昼食、左下:夕食、右下:部屋のドアに貼られた食事配布についての説明
  • 体調管理について
    • 毎日一回(朝8時頃)検温を行い健康観察チャットに入力。チャットが使えない場合は事務局に電話連絡でも可(体温計は入所時に借りられる。健康観察チャットは以下の案内資料のとおり、与えられたIDを使用して、政府指定ホテル入所中の健康状態をインターネットを通じて報告するもの。政府指定ホテル入所中のみ必要。内容は体温と体調について。健康管理チャットに入力していないと事務局から部屋に電話がかかってくる)
    • MySOSで待機場所の登録を行い、健康確認に毎日回答する。位置確認及びテレビ電話にも対応する(私のようにポケットWi-Fiを注文しなかった人はどうしたのか。。。MySOSに関する詳細は以下の厚生労働省HPで紹介されています)
      • 厚生労働省HP:https://www.hco.mhlw.go.jp/(「ご利用ガイドはこちら」のクリック後に出てくる「ご利用ガイドPDF、詳細版」に使用方法が画像付きで詳しく説明されています。
  • 退所と入所中のコロナ検査について
    • 待機期間によって検査回数及び退所条件が以下のように異なる(陽性だった場合どうなるかの記載はありませんでした)
      • 待機期間3日の場合、3日目に検査でそれが陰性なら退所(私はこれでした)
      • 待機期間6日の場合、3日目と6日目に検査を受けて、全ての結果が陰性なら退所
      • 待機期間10日の場合、3日目、6日目、10日目に検査を受けて、全ての結果が陰性なら退所
    • 退所の場合は成田空港まで送迎される。
    • 検査は唾液検査で、検査キットを検査日の朝7時頃までにドアの外に配布。配布完了のアナウンス後検査キットを回収(以下に実際に配布された検査の説明用紙を添付します)
    • 7時15分までに容器に唾液採取(検査前30分はうがい、飲食、歯磨き等口に物を含む行為は控える)
    • 検疫官が7時15分から順次部屋に容器を回収に来る。
    • 検査結果及び退所予定時間(空港への送迎バスの時間)の連絡は電話で知らされ、退所の準備をするように言われる(退所の目安時間は基本16時頃らしい)
    • 空港への送迎バスの準備が整うと電話で部屋から出るように言われ、借りた体温計の返却、名前と部屋番号を確認したうえでバスに乗り込む(このバスも行きと同様に普通のバスで特にパーテーション等はされていない)
左:健康観察チャットサービスの案内資料、右:コロナ検査の説明資料

注意点と感想

ここまで結構書いてきましたが、私が体験して特筆したい注意点は以下です。

  • 入所するホテルによってはWi-Fiが不便な可能性があるので、ポケットWi-fiをレンタルする。
    • インターネットで頼んでホテルに配送可能。
    • 私が利用したのはWiFiレンタルどっとこむ(公式HP:https://www.wifi-rental.com/
  • ごはん以外の食べ物や飲み物が必要な人は持ち込むべき(例:コーヒーやお茶、お菓子)。
    • 買い出しをお願いできるらしいが、インターネットの情報では提供されるまでに時間がかかることがあるらしい。
    • 私は普段仕事中に飲んでいるコーヒーを持ち込みました。あとは甘い物が欲しくなる可能性を考えてチョコレートを一応持って行きました。
  • 服は多めに準備する
    • 今回滞在期間が3日のみだったので私は問題ありませんでしたが、これより長期になる方は服、特に下着のことを考慮したほうがいいかもしれません。
    • 選択を頼めるのかはわかりませんが、他の方のブログでは自分で手洗いしたという方も見受けられたので。
  • その他生活必需品を準備する。
    • 人によりますが、サプリやハンドクリーム、リップクリーム、こだわりの歯磨き粉、シャンプー・リンス等がある人は準備しておきましょう。ホテルには最低限のアメニティしかありませんので。
  • 適度な運動を心がける。
    • 部屋から一歩も出られないので運動不足になりやすいですし、心の健康にもよくありません。
    • 気分転換のために室内ではありますが、ストレッチや筋トレ等を行って少しでもリフレッシュできるように心がけましょう。
      私は毎日30分~1時間程度筋トレをするようにしていました。

私は3日目(入国後4日目)の検査で陰性でしたので、めでたく退所となりました。
感想としては3日ならまだ大丈夫といった感じです。
これが6日、10日、14日となると日を増すごとにストレスでおかしくなりそうだなーと感じました。特に小さいお子さんを連れている方は大変だろうと思います。。。
せめてWi-Fiがちゃんとしているホテルを準備してほしいですね。

次は自主隔離ホテルでの生活について書きたいと思います。

では!

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